奈良公園の登大路園地で6月19日、野外ドイツビールイベント「奈良オクトーバーフェスト2015」が始まった。
「オクトーバーフェスト」は、毎年独ミュンヘンで開かれている世界最大のビールイベント。奈良では、「ムジークフェストなら」に合わせて開催しているもので、今年で3回目。昨年は約3万人が訪れた人気イベントとなっている。
会場の飲食ブースには9店が並び、約600席ある大きなテントの中にはステージも用意。独ミュンヘンでのオクトーバーフェスだけでなく世界で活躍するバンド「ディー・キルヒドファー」が民族音楽やポピュラー音楽を奏でて会場を盛り上げる。
「エルディンガーヴァイスビア」(300ミリリットル=1,000円)などの約50種のビール(800円~)、ピザやサラダ、約80種類のフードメニュー(400円~)が味わえるほか、日本の地ビールやカクテルを販売するブースも。
フードメニューでは各店舗オリジナルのソーセージやムール貝が人気を集めていた。ビールグラスはデポジット制で、初回に1,000円をビール代とは別に預かり金として支払うが、グラスを返却することで返金される。
当日、16時の開場時間には小雨降るあいにくの天候にも関わらず、同フェス楽しみに開場を待つ人の姿があり、雨もやんだ17時過ぎには大テント内の客席の半数が埋まる盛況ぶり。来場者は、大きなグラスで提供されるビールに驚きを示しながらも、ゴクゴクと喉を鳴らしてビールを楽しんでいた。
奈良公園での開催とあって、鹿がゴミを誤飲することが懸念されるが、鹿対策にゴミ置き場をテントで囲うなどの対策もばっちり。24時間体制で行う警備も鹿がゴミをあさらないよう注意深く見守るという。
開催時間は、平日16時~22時(土曜・日曜は11時~)。6月28日まで。