奈良県は1月20日から、鹿の交通事故低減を目的に奈良公園周辺の道路にカラー舗装や鹿のイラストを路面標示する工事を始める。
奈良の鹿愛護会の発表によると、150件以上の交通事故が発生し100頭が死んだ(2012年7月16日~2013年7月15日)。
その中で一番事故が多いのが、県庁東交差点南へ向かう通り、続いて奈良公園の園道にあたる大仏殿交差点から高畑交差点の間。ともに奈良公園を横断するために鹿がよく道路に飛び出す場所。
鹿の交通事故の多いエリアを「鹿ゾーン」とし、天然記念物の鹿を守るため、奈良公園内の園道は公園の自然に溶け込むような土をイメージした色の舗装にし、他のエリアは、鹿が飛び出してくるようなイラストをあしらった路面標示、ライトを照らすと光る注意看板を設置する。
工事の完了予定は3月末。