地域活性化と出会いの場を目的とした街コン「奈良コン きたまち編」が2月10日、近鉄奈良駅からほど近い花芝商店街周辺で開かれ、男性48人、女性48人が参加した。
街コンは、複数の店舗を会場とする合コンで、地域活性化と男女の出会いの場を目的とする合コンを組み合わせたもの。奈良県での開催は初めて。
きたまち編は、花芝商店街周辺の4店舗を会場として行われた。大仏プリン本舗本店での受け付け後、主催者側から指定された店舗に向かい、最初の店で一定時間が過ぎると店を移動するルールで、それ以降は自由に店を回って料理や出会いの場を楽しむ。
当日は、どの店でも盛り上がった様子で、酒を酌み交わしメールアドレスや電話番号を交換する人、中には早々にカップルとなり2人で店を巡る姿も見られた。
一方で、店を移動しようとすると入店できずに外で待つ人の姿も多く見られ、思うように店を回れないことや、男性ばかり集まる店や女性ばかりが集まる店も出るなど、「男女のバランスがとれていない」と不満を漏らす参加者の声も。
地域活性化という面では、「このような機会じゃないと行かない店に行くことができて良かった」「今回入れなかった店に日を改めて行ってみたい」などの声も聞かれ、一定の効果もあったようだ。
奈良イベント事業協同組合が中心となり飲食店の協力を得て開催した同イベント。同組合の担当者は「今回の課題を踏まえて次に生かしていきたい」と話す。
奈良コンは3月16日に「若草山編」、翌17日に「まちなか編」を予定。若草山編では、男女各150人、まちなか編では男女各500人の参加者を目標にしている。