奈良県のマスコットキャラクターせんとくんの誕生日(2月12日)と14日のバレンタインデーが目前に迫り、せんとくんをいちずに思い続ける葛城市のマスコットキャラ「蓮花(れんか)ちゃん」が活発な動きを見せ始めた。
昨年は、せんとくんにオリジナルの抱き枕などを贈った蓮花ちゃん。今年は1月から、バレンタインチョコにどんなメッセージを書けばいいのか、などのアドバイスを求めてフェイスブックでアンケートを行った。
一方で、せんとくんの仲の良さをアピールする日記をホームページにアップするなど、蓮花ちゃんの恋敵かと注目を集める、昨年11月に誕生した大淀町のキャラ「よどりちゃん」もせんとくんにバレンタインプレゼントを渡すことを表明したことから、2月14日は直接対決になる可能性が高まってきた。
蓮花ちゃんは1月13日付けのブログで、舞台上でせんとくんが蓮花ちゃんに抱きつこうとしている画像を載せて、「せっ、せんとくん ステージ上です 蓮花、こまっちゃう」などと熱々ぶりをアピール。
2月4日には、「シュートをブロック」とのタイトルで、地元の「新庄ミニバスケットボールスポーツ少年団(女子)」の応援に駆け付けた時の写真と共に、「恋のシュートをブロックしないといけません。蓮花負けないぞ」と、よどりちゃんへけん制の動きも。
バレンタイン1週間前の2月7日付けのブログでは、「蓮花 乙女心を読み込んでみました」と「葛城の 郷に春呼ぶ 寒牡丹 独りし見れば 寂し気に咲く」とつづった。これは、せんとくんがいてくれたらいいのにとの思いを詠んだもので、せんとくんの誕生日とバレンタインが近づいた今の心境を重ねている。