奈良ホテル(奈良市高畑町、TEL 0742-26-3300)は1月12日、同ホテルの創業100周年と平城遷都1300年を記念したランチを発売した。
ランチは、フランス料理のコースと、和食懐石の2種類。平城遷都1300年にちなみ、平城京の都で食されていたといわれている古代米や古代チーズの「蘇(そ)」を現代風にアレンジした。
メーンダイニングルームの「三笠」では、「謝恩ランチ」として「蘇とクリームチーズのムース」「カニ身入りタルトレット」「鯛のサラダ仕立て」のオードブルに、メーンは「鮮魚のムースで覆った鱸(すずき)のポワレ 赤米のリゾットとともに、ブールブランソース」か「フランス産鴨のコンフィ」を選ぶことができ、加えて「蘇のムースとフルーツの盛り合わせ」のデザートも付く。
日本料理「花菊」では懐石の「天平絵巻」を提供。「蘇と干し柿と柚べしの新挽き揚」などの前菜や「古代米の飯蒸し」「大和肉鶏と蘇の杉板焼」「大和茶粥」などを提供する。
提供開始初日の販売状況も好調で、同ホテルの担当者は「いにしえの時代に思いをはせて、お召し上がりいただければ」と話す。
料金は共に2,900円。2月28日まで。