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奈良市写真美術館で写真展「入江泰吉 大和巡礼」-平城遷都1300年祭で
(2010年01月05日)
入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)で1月2日から、「平城遷都1300年記念 入江泰吉 大和巡礼III-飛鳥の里」が開かれている。
大陸からもたらされた先進文化により隆盛を極めた「飛鳥の地」。後に藤原京、平城京へと都が遷都され衰退していった飛鳥の歴史の「明と暗」をテーマに撮った入江氏の作品99点を展示。うち初展示は32点。
作品は風景写真を中心に、昭和20年代の人々の暮らしをとらえた作品もあり、来館者からは、写真に残る昔の街並みを見て「懐かしい」などの声も聞こえる。入江氏は「大和路遍歴」(1981年、法蔵館)で「自然景観というだけでなら、大和路が特に優れているとは思いません。例えば、飛鳥の里を巡り歩いても、それほど際立って美しいとは感じられず、単なる田園風景に過ぎないとも言えるでしょう。しかし、そこに古代の人びとの歴史があり、その遺産があります。そういうものから生まれてくる古代人への郷愁が手伝って、大和路が美しいと思えるのです」と言葉を残している。
平城遷都1300年祭のテーマ「巡る奈良」に合わせて、作品の撮影場所を巡ることができる「飛鳥の里撮影マップ」も製作。現在は、風景が変わってしまっている場所も多いが、実際に撮影された現場を訪ねて入江氏の作品に対する思いを感じ取ることもできる。
同館学芸員の木村さんは「入江作品を見てもらい、飛鳥の歴史の奥深さや、入江のイメージする歴史の明暗を感じてもらえれば」と話す。
開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、一般=500円、高校生・大学生=200円、中学生以下=100円(小・中・高校生は毎週土曜無料)。月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。3月22日まで。
石舞台の上で写生する子どもの姿をおさめた「石舞台」1950(昭和25)年ごろ(関連画像)奈良市写真美術館、「入江泰吉賞」創設-作品募集開始(奈良経済新聞)入江泰吉記念奈良市写真美術館、来館者が100万人突破(奈良経済新聞)入江泰吉記念奈良市写真美術館
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