奈良・法華寺で伝統行事「蓮華会式」-雨上がりの境内で法要厳かに

茅の輪をくぐる参拝者ら

茅の輪をくぐる参拝者ら

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 大和三門跡の一つに数えられる尼寺の法華寺(奈良市法華寺町)で7月17日、「蓮華会式」が営まれた。

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 蓮華会式は、創建当初から続く伝統行事。今朝境内で刈り取られた茅(かや)で作られた直径約2.5メートルの茅(ち)の輪くぐりは、長年途絶えていたものの約15年前から復活した。当日は、18時ごろまで雨が降っていたが、法要が始まる19時にはすっかりやんだ。

 17時から、茶粥が参拝者らに振る舞われた後、19時から法要が始まった。結界が解かれると、久我門跡を先頭に尼僧らが一列になり茅の輪をくぐり参拝者らもそれに続く。その後、本堂で読経や散華(ざんげ)などの法要が厳かに営まれ、参拝者らは無病息災などを祈り、手を合わせていた。

 昨年からとうろうが置かれるようになった同会式。参拝者の名前や家内安全などの願いが書かれた大小合わせて約900個のとうろうが境内を幻想的に照らし出した。

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