奈良県美術館でシュルレアリスム展-「非日常」の世界観を紹介

奈良県立美術館で開催している「幻想・奇想・夢~シュルレアリスムへの誘い」

奈良県立美術館で開催している「幻想・奇想・夢~シュルレアリスムへの誘い」

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 奈良県立美術館(奈良市登大路町、TEL0742-23-3968)で6月6日、「幻想・奇想・夢~シュルレアリスムへの誘い」が始まった。同館所蔵品の中からシュルレアリスムを推進した日本画家など、17人の作家の作品75点を展示する。

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 シュルレアリスムは、1924年にフランスの詩人アンドレ・ブルトンが宣言した芸術形態。第一次世界大戦の社会不安の中で起こった前衛運動「ダダ」を原点とし、合理主義文明や社会体制の否定と破壊の提唱を受け継いだオートマティスムによる潜在意識下の非合理な心象を表出したもの。イメージの解放運動と呼ばれたシュルレアリスムの固定概念や経験を破壊し先入観をなくした作品は、遠近感を無視するなどの独特の世界で、見る人の感性でさまざまな角度から作品を楽しむことができる。

 会場では、奈良県出身の六條篤さんの代表作で第3回独立美術協会展にも出品された「らんぷの中の家族」や、福井県で大地震に遭遇した体験が原点にあり、自信の恐怖や戦後の混乱に対する社会批判などが投影された古沢岩美さんの代表作「壁」などを展示する。そのほか、画家・前田常作さんが名をはせる前に描いた「化身」や「夜の人々」などの貴重な作品も。

 赤川一博学芸課長は「美術館で日常とは違った世界を見てほしい」と話す。

開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=400円、大学・高校生=250円、小・中学生=150円。月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。8月30日まで。

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