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奈良で画家と写真家2人展 「キアロスクーロ」テーマは「明暗」

平野さんの作品

平野さんの作品

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 奈良県香芝市在住の画家・平野游(ゆう)さんと、写真家のYann Becker(ヤン・ベッカー)さんの2人展「キアロスクーロ」が1月22日から、ギャラリー「CLASS」(奈良市椿井町、TEL 0742‐24‐0228)で始まる。

ベッカーさんの作品

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 「キアロスクーロ」はイタリア語で「明暗」の意。広告や印刷物のディレクターでもある平野さんは「光と影はそれぞれの時の形跡」と話す。オリジナルのほか、絵画作品を複写しモノクロプリントした作品などを展示する。「模写した絵をモノクロでプリントするとまた違った空気感になる」とも。

 ベッカーさんは2010(平成22)年から日本を拠点に活動しているスイス出身の写真家。大阪市西成区などの下町の歴史と温かい人情に引かれたという。アウトサイダーと呼ばれる人たちの人生の話を聞き、失うことを恐れず自分の人生に果敢に挑戦する人生の深みを写真作品で表現し続けているとも。「明暗の強いコントラストを指すキアロスクーロシリーズは、人生のきらめくビジョンに到達するための光と影の間の道。夜の果てへの旅の探求を伝える写真日記」とベッカーさんは話す。

 開催時間は12時~19時。入場無料。2月2日まで(月曜・火曜は休廊)。

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