奈良・正暦寺で「人形供養法要」-5,000体の人形を供養

正暦寺で営まれた「人形供養法要」

正暦寺で営まれた「人形供養法要」

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 清酒発祥の地として知られる正暦寺(奈良市菩提山町)で3月9日、「人形供養」が営まれた。1年の間に同寺に納められた人形の総供養として行うもので、ぬいぐるみや日本人形、ひな人形など約5,000体が供養された。

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 法要は本堂で14時から、参拝者らが見守る中、雅楽の奉納や散華の後、人形と人形を持ち込んだ願主との縁を切るために住職らのよる読経が行われた。その後、本堂前で人形を持ち込んだ願主の名前を書いた護摩木を焼くことで人形を供養する「柴燈大護摩供養」が営まれ、杉の木で作られた護摩壇に火が入れられると、願者の思いをのせて煙と炎が天高く舞い上がった。

 この行事は、思い入れのある人形の処理に困った人からの依頼で平成元年から始められ、今回で21回目。口コミなどの効果で連日多くの人形が持ち込まれている。

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