西大寺、法華寺、海龍王寺、平城宮跡を会場に10月2日から、全国の女性クリエーターがワークショップや作品展示などをする「奈良オリエンタルフェスティバル」が開かれる。
日本最古の都だった奈良の精神性や文化に感謝し東洋文化を発信する同フェスは、今年2月に初めて開催。今回は、女性クリエーター中心にイベントを展開する。
初日は、法華寺(奈良市法華寺町)で終日、篠原ともえさんによるイラスト作品展示と17時からは帝塚山大学教授・西山厚さんが「女性と仏教」と題した基調講演を行う(参加無料、別途拝観料)。
翌3日は、西大寺(奈良市西大寺芝町)で、MIRRORBOWLER feat. KEN UCHIZAWAやSHIGAMIKIさん、牧かほりさんと南志保さんがそれぞれ、光のアート作品や映像投影などを行うほか、法華寺では、南流石さんによる体を動かして心を癒やすワークショップ「ここからココロからダンス」、海龍王寺(奈良市法華寺町)では井原季子による奉納演奏などが開かれる(参加無料、別途拝観料)。
最終日の4日は、平城宮跡・朱雀門前広場で椎名由紀さんによるワークショップ「身体と心を調える~ZEN呼吸法」(参加費2,000円)などが行われた後、15時からは、参加者らが集まりトークセッションを繰り広げる。16時から西大寺で河瀬直美さん監督作品の「出産」をテーマにした映画「玄牝」(げんぴん)の上映も。
同フェス実行委員会理事の別所史さんは「奈良の古い文化の中で、新しい女性クリエーターが何を表現するか見てもらいたい」と話す。
参加者は以下の通り。映画作家・河瀬直美さん、アーティスト・篠原ともえさん、振り付け演出家・南流石さん、鳳笙奏者・井原季子さん、墨あそび人・桃蹊さん、イラストレーター・SHIGAMIKIさん、料理研究家・海豪うるるさん、グラフィックアーティスト・牧かほりさん、セットデザイナー・南志保さん、植物療法士・和田真季さん、アート集団・MIRRORBOWLER feat. KEN UCHIZAWA、ZEN呼吸法アドバイザー・椎名由紀さん、タレント・中村優さん、帝塚山大学教授・西山厚さん。
参加はイベントにより有料のものと、人数制限があるのものは申し込みが必要、同フェスホームページから申し込める。