奈良県内や大阪・通天閣などを拠点に活動しているシンガーソングライターのむんむさんが、昨年1月に奈良のライブハウスなどで出演したことがきっかけで、ライブのオファーが相次いでいるという。

　むんむさんは昨年1月、ライブハウス「ビバリーヒルズ」（奈良市花芝町）で、さだまさしさんが歌うドラマ「北の国から」のテーマソングのギター演奏者として知られる坂元昭二さんの「ライブ 古都奈良の旋律」に出演。以来、奈良市内での仕事も増え、昨年5月には「ならどっとFM」に出演し、6月にはマクドナルド奈良店で行われた「音楽の祭日in奈良」に出演するなど、活動の幅を広げている。

　今年は大阪で開かれた坂元さんの「謹賀新年コンサート」に出演し、喝采を浴びた。今年も奈良市をはじめ、黒滝村や高取町といった県内での活動を予定しているという。「振り返ったら奈良で活動させてもらうようになって、すごく世界観が広がっている」とむんむさん。

　また、3月25日に発売される「ハイテンションジブリvolume. 2」にも参加。むんむさんは、映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマ「やさしさに包まれたなら」をカバーし、何度も駄目出しを受けたものの審査合格に至ったという。

　通天閣からは「元気娘」としての称号を得ており、3月15日には「通天閣わくわくランド」で「通天閣の元気娘　むんむ　birthdayイベント」も実施する。開催時間は17時30分～。

　「『通天閣の元気娘』の称号を頂いて大阪でやらしてもうてるけど、奈良市での活動があるから今がある。自分のラジオ番組の中でも奈良のことを紹介している。これからも『古都』あるごとにお世話になりたい」と奈良好きをアピールするむんむさん。単独ライブについて、「大阪で遠くて申し訳ないが、電車1本なのでよかったら来ていただければ」と来場を呼び掛ける。