土とのふれあいなどを通じて農業への興味を持ってもらおうと企画された農業体験プログラム「農業せんと」の2回目が2月15日、宮本農園(天理市櫟本町)で開かれ、地元高校生など16人が参加。和気あいあいとした雰囲気の中コンニャク作りに挑んだ。
同プログラムは、天理市と桜井市にまたがる大和高原の畑や山林、丸太小屋などで農作業を楽しむ人々の集まる「木の子村」が主催する年間プログラム。
今回は天理高校園芸部、理研部の学生5人も参加。コンニャク作りでは、ゆで上げてミキサーですりおろしたコンニャク芋を手早くこね混ぜる作業がポイントになる。熱々の芋のペーストにお湯を加えながら混ぜることで程よい粘りと固さが生まれるため、学生たちは「熱い」と悪戦苦闘しながら、作り方を教わる親子ほどに年の離れたメンバーもいる木の子村や農場の人たちとの会話を弾ませていた。
当日は黒豆を使った「こうじみそ」作りも行い、昼食では1年前に仕込んだみそを、出来たてのコンニャクに付けて口にした。できあがったコンニャクは臭みもなく柔らかな口当たりと好評。
実家を継いで農家を目指していると言う男子学生(17)は「ちょっと手がかゆくなったが、手作り感があっておいしかった」と話していた。
次回は3月22日、「もちつき大会と春野菜の種まき」を開催する。詳細は木の子村ホームページで確認することができる。