奈良市立六条小学校(奈良市六条2)で2月2日、日本お手玉の会・奈良支部がお手玉遊びの指導を行った。
当日は、3年生154人を対象に総合学習の一環で実施。地域住民との出会いや触れ合い、伝承的な遊びを伝えることを目的に、同校区内在住の中川孝子さん(79)が中心となり、会員2人と共に児童を指導した。
授業では、お手玉の歴史についての紹介に始まり、手を温めるウオーミングアップ、片手で投げて片手で受けるお手玉の基礎練習と続いた。最後に、童謡「雪」に合わせダンスも取り入れたお手玉遊びを全員で行い、児童らは笑顔で取り組んだ。比較的難易度の高い「おてっぷし」という技も取り入れたものだったが、児童らは器用にこなしていた。
授業を終えて児童らは「楽しかった」と声をそろえ、中川さんは「指先は第二の脳と言われるくらい大切。勉強の休憩の時にお手玉を握ってください」と締めくくった。児童らのお手玉については、「みんな元気で上手にできていた」と顔をほころばせた。