重要文化財に指定されている今西家書院(奈良市福知院町、TEL 0742-23-2256)で現在、陶芸作家の秋山墨朋さんと日本画家の如月爽人さんによる二人展「水と炎の挑み」が開かれている。
如月さんは豊栄国家をテーマに四神を題材にした作品5点、秋山さんは板状の陶器を200本校倉造りのように組み上げた作品やなど7点を展示する。
今回初めて、室町時代の書院造りの空間に溶け込むようなアートに挑戦した秋山さん。約40センチ角の皿16枚を並べた作品では、備前焼をベースに黒土や塩などを混ぜ、窯の温度などを調整しさまざまな色見を出している。
秋山さんは「今後は空間に合わせた陶器も作っていき、土や炎の可能性を追求していきたい」と話す。
営業時間は10時~16時。今月5日まで。