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平城宮跡内を通る近鉄線移設についてのアンケート、奈良県が実施

平城宮跡内を通っている近鉄奈良線と、朱雀門=写真手前、第一次大極殿=写真奥

平城宮跡内を通っている近鉄奈良線と、朱雀門=写真手前、第一次大極殿=写真奥

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 平城宮跡の国営公園化に向けて宮跡内を通っている近鉄奈良線の移設を検討している奈良県が現在、移設する際に配慮すべき点などの意見を聞こうとアンケートを実施している。

 移設には多大な事業費を要することや、地下移設の場合は地下水変動で木簡に影響を及ぼしてしまう可能性があること、高架にした場合は景観への影響があるなどの課題があり、アンケートで配慮すべき事項を把握し寄せられた意見を併せて今後、案を検討するもの。

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 平城宮跡内の線路は、1914(大正3)年に大阪電気軌道が、現在の近鉄奈良線を敷設。平城宮跡は、1922(大正11)年に史跡に指定され、1952(昭和27)年には特別史跡に指定された。1998年には世界遺産に登録され、2008年には「国営平城宮跡歴史公園」が事業化されている。

 アンケートでは、「近鉄線を平城宮跡から移設する場合に優先的に配慮すべき事項は?」「近鉄線が平城宮跡を通過していることについてどう思うか?」などの問いを設ける。

 実際に平城宮跡を訪れた観光客からは「電車が通るせいで平城宮跡の雰囲気が壊れる」「世界遺産の中を電車が通るのは珍しくて良い」などの声があった。

 アンケートはメールでも送ることができ、詳細はホームページで確認することができる。今月30日まで。

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