古都奈良を舞台に10月10日・11日、「第6回全国消防音楽隊フェスティバル」が開かれ、全国から21隊の消防音楽隊が日ごろの訓練の成果を発揮する演奏を披露した。
10日は、平城遷都1300年祭・平城宮跡会場や東大寺南大門前でのコンサート、三条通りをパレードし、多くの人が足を止めて演奏に耳を傾けた。翌11日は、「なら100年会館」(奈良市三条宮前町)で「マーチングフェスティバル」が開かれ、12の音楽隊が、機敏な動作に息の合った迫力あるマーチングドリルを披露し観客を魅了した。
当日のオープニングを飾った奈良市消防音楽隊は、和太鼓を取り入れるなどの工夫を凝らした演奏を披露。女性消防団員で構成されるカラーガード隊「やまと なでしこ隊」も出演し、隊員らの迫力ある演奏に合わせて、フラッグなどを手に華麗に舞ったほか、音楽に乗った「せんとくん」も登場し会場を盛り上げた。
続いて、福岡市消防音楽隊とカラーガード隊「F・クィーンズ」が登場。ステージを目いっぱい使う迫力あるドリルと笑顔で観客を魅了し、注目を集めた
そのほか、静岡市消防音楽隊、浜松市消防音楽隊、大津市消防音楽隊、湖南広域消防局消防音楽隊、神戸市消防音楽隊、京都市消防音楽隊などが次々と登場し、会場は終日ほぼ満員の状態で大盛況だった。