連休の奈良、秋晴れに恵まれ観光客でにぎわい-行楽シーズン始まる

多くの人でにぎわった東大寺南大門前参道(2010年10月10日15時過ぎ撮影)

多くの人でにぎわった東大寺南大門前参道(2010年10月10日15時過ぎ撮影)

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 10月9日はあいにくの天気だったが、10日・11日は秋を感じさせる心地よい風も吹く秋晴れに恵まれ、奈良は多くの観光客でにぎわった。

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 年間を通じて、4月・5月と10月・11月に多くの観光客が訪れる奈良。9日からは平城遷都1300年祭・平城宮跡会場で「平城京フェア」も始まったことや、奈良公園界隈では秋の伝統行事「鹿の角切り」や、「奈良フードフェスティバル2010」などさまざまな催しが重なったこともあり、多くの人でにぎわった。

 特に連休中日の10日は、東大寺近くの民間駐車場は午前中には満車となり、駐車する車は他府県ナンバーの車が目立った。普通車約700台の収容が可能な3カ所の県営駐車場も満車の状態が続き、周辺の道路は駐車場からあふれた車などの影響などで渋滞も発生。京都方面から奈良公園につながる道369号線では慢性的な渋滞が続いた。

 今月23日から、昨年は期間中に約30万人が訪れた「第62回正倉院展」も奈良国立博物館(奈良市登大路町)で開かれるなど、今後も奈良周辺は混雑が予想される。

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