日本お手玉の会の奈良支部「奈良お手玉の会 たまゆら」が9月7日、老人福祉センター「西老春の家」(奈良市百楽園)でお手玉演舞を披露した。
当日は、同会の中川孝子さん(78)に加え会員2人が中心になってお手玉の指導を行い、計9人が童謡に合わせて演舞を披露した。演舞は日本舞踊の動きを取り入れたもので、2個を片手で交互に投げる「片手2個ゆり」や両手を使う「両手2個ゆり」のほか、1個のお手玉が空中を飛んでいる間に、もう1個のお手玉を手の甲ではじき素早く握り、また投げる動作が加わる「片手2個ゆり」に動作が加わり難度の高い「てのひら返し」などの技も披露し会場を沸かせた。
その後、お年寄りを中心に人気を集めている「タオル体操」も披露。会場を訪れた人たちも自前のタオルを取り出し、指先を使いタオルを巻いたり、体をひねったりするなど会場が一体になり体操を楽しんだ。
同会は2004年に有志が集まり設立。現在は約30人の会員が、「コミュニーケーション」「アート」「健康」「平和」をテーマにお手玉の普及を目指し活動している。お手玉は、奈良時代に中国から日本に伝わったとされ奈良とのかかわりも深い。