奈良で「消防救助技術指導会」-県内の精鋭131人が日ごろの成果競う

7メートルある搭上に要救助者を引き揚げる「引揚救助」で懸命にロープを引く消防職員

7メートルある搭上に要救助者を引き揚げる「引揚救助」で懸命にロープを引く消防職員

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 奈良市消防局訓練場(奈良市八条)で6月17日、「第23回奈良県消防長会消防救助技術指導会」が開かれ、県内に13ある消防本部から131人の精鋭集まり、日ごろの訓練の成果を披露し競い合った。

チームが一丸となり、3メートルの壁を素早く乗り越える

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 同会は、消防救助技術訓練を通じて災害に対する救助技術の向上や、救助業務の充実発展を図ることを目的に毎年行われているもの。

 大会は、真夏日を記録した炎天下の中、オレンジ色の救助服に身を包んだ職員らが、約7メートルの高さに張られたロープを往復するロープブリッジ渡過や、7メートル下にいる要救助者を搭上へ引き揚げる「引揚救助」など、隊員らは真剣な表情で訓練に挑んだ。「落ち着いて」「いつもの通りに」などの声援も飛び交い会場は熱気に包まれた。

 入賞者は、京都市消防活動総合センター(京都市南区)で7月29日に開かれる、東近畿地区消防救助時術指導会と8月27日の全国消防救助技術指導会へ出場する。

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