商売繁盛の「聖天さん」と親しまれている宝山寺(生駒市)で12月16日、石の鳥居としては日本最大とされる鳥居に大しめ縄を飾る「大注連縄奉納」が営まれた。
同寺青年会が15年前ほど前から始めたもので、約1反分のもち米のわらで製作された大しめ縄は、長さが約6.5メートル、重さ約450キロ、太い部分で2.5メートルもある。
10時から営まれた法要は、読経の中、僧侶の合図に青年会や信者、参拝者ら約300人が鳥居に掛けられた縄を引き、大しめ縄を引き上げた。上部に引き上げられると、散花が舞って華やかに飾られた。
同会の上田全宏会長は「鳥居には、くぐるだけでご利益があるなど不思議な力がある。来年もこの鳥居をくぐって参拝いただければ」と話す。