クラシックスポーツカーラリー「La Festa Primavera(ラ フェスタ プリマヴェラ)2009」が最終日を迎えた4月21日、ゴールを目前とした最後の通過地点となる奈良県庁前広場(奈良市登大路町)で約300人の歓迎を受けた。外国人観光客も約20人訪れ、次々と通過していくクラシックカーを熱い視線で見送った。
タレント堺正章さんの搭乗する「MASERATI 200SI」が県庁前広場に姿を見せると、ファンからは「遠くからでも分かる」「かっこいい」と歓声が上がる。通過チェックを受けた堺さんは笑顔で手を振りながら車から降り、平城遷都1300年祭マスコットキャラクター「せんとくん」や荒井正吾奈良県知事、ミス奈良の3人らに出迎えられた。
堺さん同様に熱烈な歓迎を受けていたのが雅楽奏者の東儀秀樹さん。ファンに愛車の「MG A」を取り囲まれる場面もあったが、一人ひとりにグッズを手渡す心優しいファンサービスで訪れた人たちをとりこにしていた。
奈良県ならの魅力創造課の中西康博課長補佐は「平城遷都1300年祭も来年に控え、うまく奈良をPRしていただけたのではと思う。今後もぜひ開かれた県庁として県庁前広場をうまく使って行きたい」と話し、来年の同ラリーの開催への協力にも意欲的な姿勢をのぞかせる。
同組織委員会の園学さんも「大きなトラブルもなく順調。要所要所で迎えて下さる皆さんといいふれあいができ、特に奈良ではミス奈良の3人さんなどに迎えられ、良かった思う」とホッとした表情を見せていた。
同ラリーでは約70台のクラシックカーやスポーツカーが4月19日、大阪の梅田スカイビル前を出発、近畿2府3県、距離にして850キロの公道を走行した。「ラ フェスタ プリマヴェラ」は、1997年から関東、東北で毎年開催されてきた「ミッレミリア」の姉妹イベントで、今回が初開催となる。