「和装教育国民推進会議 奈良」の総会が5月14日、霊山寺 聚楽殿(奈良市中町)で行われ、県内6支部で活動を行う新体制が発表された。
和服店や着付け教室などでつくる同団体。2006(平成18)年から文化庁委託の着付け教室や「親子着付け教室」を県内各地で行っている。
この日の総会では2023年度の事業報告や会計報告を行い、新年度は活動の充実を図るため、これまでの4支部から新たに2支部を新設し6支部(奈良西、奈良北、大和郡山、天理、橿原、香芝)で行う新体制を発表した。副会長の大原敏敬さんはあいさつで「伝統を大切に日本の未来を創造していく活動に一致団結して取り組もう」と呼び掛けた。
本年度は長襦袢と着物の着方、半巾帯の結び方、お茶席体験など6回の講座を予定し、小・中学校や高校にチラシやウェブで案内する。
会長の井本光治さんは「着物文化の継承が、親子や地域の絆が深まることにもつながってほしい」と思いを込める。