南都銀行(本店=奈良市橋本町)は3月20日から、首都圏のコンビニエンスストア「ナチュラルローソン」で、平城遷都1300年祭の公式マスコット「せんとくん」をデザインしたはし袋の無料配付を始める。同行が支援を行う、奈良県吉野地区の森林保全と林業などの地域産業活性化を目指す「Yoshino Heartプロジェクト」の一環。
平城遷都1300年記念事業協会とタイアップで、はし袋には「せんとくん」のイラストが描かれ、「2010年。日本のはじまり『奈良』でお逢(あ)いしましょう!」というメッセージとともに平城遷都1300年祭のPR広告が記載されている。同行の全額負担で14万膳を用意し、首都圏のナチュラルローソン全82店舗で配布するもの。配布開始時期は各店舗で異なるが「丸の内ビルディング店」では同日から開始、期間は1週間程度を見込む。
ナチュラルローソンは昨年11月から、マーケティング会社「ハートツリー」(東京都港区)との共同企画により、奈良県吉野地区産の広告入り割りばしの無料配布を行ってきた。木材需要の活性化、森林保全などで吉野地域の活性化を目指す「Yoshino Heart(吉野ハート)プロジェクト」事業の一環で、割りばしに奈良県吉野地区産のヒノキを使用。広告を入れることで、良質な吉野産ヒノキの割りばし無料配布を可能にした。
はし袋は同企画の第3弾となるが、奈良県内の企業や金融機関による広告が掲載されるのは初めて。同行担当者は「今後さらにプロジェクト全体への参加呼びかけや木製品の配布を通じ、応援や支援に取り組んでいきたい」としている。