中登美第3団地(奈良市中登美ヶ丘)で地域活性化団体「中登美アンバサダー」が、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からテークアウトを始めた飲食店を応援しようとSNSで発信を始めた。
中登美アンバサダーは数年前から少子高齢化による問題を危惧し、地元の活性化を図るために中登美第3団地で「登美の市」や「中登美団地夏祭り」などのイベントを主催してきた有志らの団体。イベントをきっかけに交流の機会が増え、住民だけでなく飲食店同士のつながりも深まってきたという。
アンバサダーの加来真紀さんは「コロナ禍の状況を柔軟に乗り越えようと、テークアウトや配達対応にそれぞれが力を入れている。恒例イベントができない状況で、いつも出店してくれている飲食店に少しでも協力したいとできることを考えた。これまでイベント関連用に運用してきた『中登美アンバサダーフェイスブックページ』で各店舗の取り組み紹介を思い付いた」と振り返る。
フェイスブックページではテークアウトや配達の情報・店のホームページや連絡先・おすすめメニューなどを掲載する。掲載店数は4月30日現在で6店舗。「随時参加店を追加していきたい。まだ構築中ではあるが、徐々にブラッシュアップしていく」と加来さんは話す。
「子育て世帯やお年寄りの多い地域なので、食事作りに疲れた時ときなどに地元の店を利用してもらえれば」と呼び掛ける。「状況が変化しやすい時期なので利用の際は各店舗に営業時間などを確認してほしい」とも。