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奈良市観光特別大使の俳優・加藤雅也さん、「バンビシャス奈良名誉会員」に

「チームは社会に求められる活動や人材を育成する場でもある」

「チームは社会に求められる活動や人材を育成する場でもある」

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 奈良市観光特別大使の俳優・加藤雅也さんがプロバスケットボールBリーグ2部、B2の「バンビシャス奈良」ファンクラブの「クラブバンビシャス名誉会員」に就任することが4月2日、発表された。

試合の様子

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 今月13日・14日、ならでんアリーナ(奈良市法蓮佐保山4)で「広島ドラゴンフライズ」を迎えたホーム最終節を両日観戦した加藤さん。愛娘の誕生日だという「924」のゼッケンナンバーが入ったユニホームを着て登場し会場を盛り上げた。

 試合はホームの大歓声が選手を後押し、13日=奈良88-80広島、14日=奈良90-79広島の結果でホーム最終節を連勝で飾った。

 試合後の会見で、加藤さんは「奈良市観光特別大使就任をきっかけに、奈良のさまざまな取り組みやバンビシャス奈良の頑張りを知ることが増え、もっと応援していきたいと思う」と意気込む。

 見えてきた課題については、「試合に勝って最高にうれしいが、会場の雰囲気はもっと盛り上がってもいい。行儀が良いのは県民性では。盛り上がる応援の楽しみ方を知っている人に入ってもらうなど、バスケットボールに興味がある人はもちろん『ここに来ると何だか楽しく面白い。楽しい場所だから行きたい』という人を増やせれば」と話す。

 「スポーツは勝ち続けないと意味がないので、もっと理論的に勝つ方法を学んでみては。私も大学で学び、俳優になってからも『セルフマネジメント』を身につけてきた。目標を行動に変える方法を学ぶと試合はもちろん、人間力も変わる。スポーツは根性論の世界ではなく理論的でないといけない」とも。

 プロチームの運営については、「チームは社会に求められる活動や人材を育成する場でもある。『あのチームだったら、もし、けがをして選手として活動できなくなったとしても、人材教育がきちんとしているので社会で引っ張りだこ』となれば教育にもつながり、子どもたちは『バンビシャス奈良に入りたい』と憧れの存在になり、プロを目指す環境も整い良い人材も集まる」と持論を展開する。

 これからの関わりについては、「必ずとは約束はできないが、これからも試合の応援に会場へ来る。スポーツは勝つか負けるかが分かりやすく面白い世界。官民で協力していけば奈良がもっと盛り上がるのでは。私のこれまでの経験や学びを生かしていければ」と意気込みをみせた。

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