奈良県立民俗博物館(大和郡山市矢田町)で3月3日から、「古民家で味わうひなまつり体験」が始まった。
古民家は、高市郡高取町に江戸時代に建築され、移築復元された旧臼井家住宅(国重要文化財)。その座敷に、天理市民から借り受けたひな壇のほか、NPO法人「やまと新発見の会」の手がけたもち花や竹のオブジェを飾る。
期間中、普段は上がることができない古民家に上がり、ひな段が飾られている座敷で温かいお茶も振る舞われる。最終日の8日には、先着90人限定で抹茶と和菓子も提供(別途500円)。
同館次長の薮茂さんは「3月は、公園内の150本の梅や人形展で最も来館者が多い時期。多くの人に、座敷に上がってお茶を飲んでもらえたら」と話す。
開館時間は9時~16時(入館は16時30分まで)。ひなまつり体験は9時30分~15時30分(8日は10時~14時)。入館料は、大人=200円、大学生・高校生=150円、中小学生=70円。今月7日まで。