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奈良の「荒池」、雨でも流れず赤み増す? ゴミ問題も露呈

現在も赤く染まる荒池(8月19日12時40分過ぎ撮影)

現在も赤く染まる荒池(8月19日12時40分過ぎ撮影)

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 水草の繁殖で水面が真っ赤に染まり話題の奈良公園の荒池、赤色に染まって以降、数日雨が降ったにもかかわらず8月19日現在もその姿をとどめている。

東側の荒池を逆方向から撮影

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 当初は雨により流れることに期待されていた。7日には激しい雷雨、13日に35.5ミリ、17日に29.5ミリ(奈良地方気象台データ)の雨量を観測したが、水面が見える場所があるも、8月上旬よりも鮮やかな赤みを増しているようにも見えた。

 水草は外来種の「アイオオアカウキクサ」とされ、もともとは緑色という水草が赤く変色したもの。今月4日には、テレビや新聞などで報道され、その珍しい光景が注目を集め、ひと目見ようと多くの人が訪れている。

 奈良県奈良公園室によると、池に入っての除去作業は大掛かりなものになるため、引き続き雨に流れることを待つといい現在は、流れ出た水草は除去しているという。「枯れて腐るとどうなるか。池に入っての除去も考えないといけないかもしれない」としている。現在の所、心配されていた水中の生き物についても影響はなさそうだ。

 一方でポイ捨てされたペットボトルや缶などがちらほらと見られ、水草の上に浮かぶゴミがよく目立っていた。写真撮影に訪れたという市内在住の男性(36歳)は「せっかくきれいなのにポイ捨てするマナーの悪い人がいることが残念」と話していた。

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