故マイケル・ジャクソンの命日にあたる6月25日、奈良市の浮見堂でゲリラ的にダンスする「フラッシュモブダンス」で追悼の意を表す「浮見堂でBeat it」が開かれ、約20人がマイケルを思いダンスした。
当日の18時26分、「Beat it」のイントロが流れ出すと、SNSサイトなどの呼び掛けで集まった参加者が、手を振ってリズムを取りながら徐々に隊列を作り、息の合ったダンスを披露すると、観衆から拍手が湧いた。
30秒ほどの振りを3回繰り返す振り付けは、同日・同時刻に開催された、埼玉、北海道、新潟での同様のイベントと同じものだという。
2回目の18時55分には、飛び入りで参加する人の姿も見られ、多くの観衆が見守る中でダンス。最後に参加者らが円陣を組み、手を重ね「ワン・ツー・スリー・マイコー」と声を合わせて終了した。
企画したのは、花芝商店街で飲食店を営む奥本雅史さん。一時は、断念していたという開催を決意させたのは「続けてほしい」という周りからの声だったという。ダンスを終えて「無事に終えることができてよかった。思いが伝わったのでは。やることに意義がある、来年もやるので来てください」と話していた。
追悼ダンスイベントは今月23日に、大阪、東京、名古屋、島根などでも開かれた。7月23日にも、同商店街の盆祭りの中でダンストリビュートを行う予定。