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奈良に器のセレクトショップ「器人器人」-ワークショップや個展も企画

器のセレクトショップ「器人器人(きときと)」の店内

器のセレクトショップ「器人器人(きときと)」の店内

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 近鉄奈良駅の北に位置する「きたまち」に器のセレクトショップ「器人器人(きときと)」(奈良市東包永町、TEL 0742-26-8102)がオープンし1カ月半が過ぎた。

外観

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 店主は、奈良生まれ奈良育ちの岡本崇子さん。「きたまち」に魅力を感じたのは、「時間の流れがゆっくりしていて、街に店や住民が溶け込んでいるところ」だという。そうした部分が「自分の思っていた雰囲気に合っている」と感じて物件を探していたがなかなか見つからず、4年越しに物件を見つけて長年の夢だった店を6月26日に開いた。

 手貝町バス停からほど近い場所にあり、路地を入った古民家の1階を利用する同店。現在は、全国の作家15人の作品を販売。箸置きや豆皿、湯のみや薬味入れなど100点以上の作品を並べる。

 現在は売り切れている豆などの量を量る「豆量り」(1,000円)や、蚊取り線香を入れておくのに便利な篝(かがり)(3,200円)が人気だという。価格帯は600円~1万5,000円程度。3畳スペースにちゃぶ台を置き、座って器をゆっくり見るスペースも設けている。

 ディスプレーする商品には、作家名と金額だけを記し作品名は記さない。「名前を書くと、その用途の使い方しかされない」との思いから。「湯飲みに花を生けるのもいいし、小物を入れるのもいい」と岡本さん。

 岡本さんは「気軽に作家物の器を使ってくれる人が1人でも増えれば」と話す。今後は、器の楽しみ方を伝えるようなワークショップや個展も企画するという。

 営業時間は11時~18時。木曜定休。

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