奈良県観光連盟と奈良市観光協会は12月22日、奈良の歴史・文化の魅力を広め、奈良県への観光誘致を促進する目的で作った「奈良大和路仏像ポスター」の発売を開始した。
仏像ポスターは、奈良県、奈良市、西日本旅客鉄道、近畿日本鉄道、奈良交通が共同で、1954年から国宝や重要文化財の仏像を取り上げて製作しているもので、今回で87作目。計3,250部製作し、うち150部を一般販売する。残りは、JR西日本・東海、近鉄の主要駅などに掲示して観光PRを行う。
今回の仏像は、平安時代に造られたとされる長岳寺(天理市)に安置されている木造の多聞天立像(たもんてんりゅうぞう)。早くも全国各地コレクターなどから問い合わせが相次ぐなど、注目を集めている。
価格は1,000円で、サイズはB1(縦1,030ミリ×横728ミリ)。奈良県観光連盟は窓口で販売するほか、奈良市観光協会は通信販売も行っている。