奈良県新公会堂で恒例「新春わかくさ能」-能の魅力伝える

「新春わかくさ能」ポスターイメージ

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 奈良県新公会堂(奈良市春日野町、TEL 0742-27-2630)能楽ホールで来年1月12日、「新春わかくさ能」が開催される。

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 当日は、「三番三(さんばんそう)」や大倉流能楽師の茂山正邦さんらによる「佐渡狐(さどぎつね)」、金剛流宗家の金剛永謹さんらによる「葵上(あおいのうえ)」を披露する。

 今回で20回目となる同公演は、能学の発祥の地である奈良の能を見直し、多くの人に楽しんでもらいたいという思いから始められたもの。公演では、五穀豊穣を祈願した曲といわれている「三番三」から始まり、今回は舞いはなく荒木賀光さんらによる囃子方(はやしかた)のみで演じられる。

 続いての「佐渡狐」は、佐渡の百姓と越後の百姓の「佐渡に狐はいるのか、いないのか」という言い争いを面白おかしく表現したもので、最後の「葵上」は、激しく嫉妬(しっと)に狂う女性の姿を表す長編の能楽。

 開演は13時30分~、入場料は4,500円(全席指定)。公演前日の1月11日には、能楽入門講座「能楽の魅力探訪」も開く。参加無料。

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