奈良県観光連盟は10月1日、仏像シリーズカレンダー「平城の京(みやこ)へ」を発売した。同カレンダーは、貴重な観光資源と奈良大和路の仏像を題材として、1997年から毎年発売し好評を得ている。
2009年版は、「平城の京」と題して平城遷都1300年に合わせてその時代にゆかりの深い寺院の仏像を中心に白鳳・天平期の仏像を特集している。
内容は以下の通り。表紙=日光菩薩立像(にっこうぼさつりゆうぞう)薬師寺、1・2月=広目天立像(こうもくてんりゅぞう)東大寺、3・4月=阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)法隆寺、5・6月=伐折羅大将立像(ばさらたいしょうりゅうぞう)新薬師寺、7・8月=菩薩半跏像(ぼさつはんかぞう)神野寺(奈良県国立博物館に寄託)、9・10月=揚柳観音菩薩立像(ようりゅうかんのんぼさつりゅうぞう)大安寺、11・12月=観音菩薩立像(かんのんぼさつりゅうぞう)興福寺。
写真は奈良の写真家小川光三さんの作品で、サイズは縦364ミリ、横264ミリ。「みほとけ巡りパンフレット」が付録で付き、環境に優しい素材の手提げ袋に収められている。
価格は1,500円。11,000部を製作し、11月25日現在で約8,000部を販売済み。全国の紀伊国屋書店、東急ハンズをはじめ、同連盟、奈良県代官山iスタジオ(東京都渋谷区)で販売する。