入江泰吉記念奈良市写真美術館1階エントランスで3月7日、雅楽の伝承組織の一つ、南都楽所(なんとがくそ)による「雅楽演奏会」が行われた。約70人の来館者が同館のエントラス全体に響き渡る雅楽の音色に浸った。
演奏会は、現在同館で現在開かれている写真展「入江泰吉大和歳時」の関連イベントで、「大和の伝統行事とともに歩む雅楽の魅力を再認識してもらえれば」(同館)と行われたもの。
演奏会では、南部楽所による雅楽や楽器の説明が行われた後、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)、篳篥(しちりき)で、音取と越天(殿)楽の演奏が行われた。
愛知県から観光で同館に訪れた姉妹は「間近に見ることができ、すてきだった。話も楽しくて良かった」と話していた。