「正倉院展」開催へ-東日本大震災・台風12号の被災者は無料招待

第63回正倉院展で展示している金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)

第63回正倉院展で展示している金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)

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 奈良国立博物館(奈良市登大路町、TEL 050-5542-8600)で10月29日から開催される「第63回正倉院展」が10月28日、翌日からの開催に先立ち報道陣や関係者らに公開された。

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 今回の展示は、香関連の品や「東大寺金堂鎮壇具(ちんだんぐ)」関連の宝物、染織物を多く展示しているのが特徴。展示は62点(うち17点が初公開)。

 東大寺の法会で上演された伎楽で演者が着けた面の「酔胡王」(すいこおう)や、初出展の伎楽面「金剛」、「太孤父」(たいこふ)。造東大寺司に関する官人の作業着だった可能性が高い「縹纐纈布袍(はなだこうけちのぬののほう)」、象牙の表面を紅色に染めヤツガシラやオシドリなどが彫られた儀式用といわれる物差しの「紅牙撥鏤尺」(こうげばちるのしゃく)、麻布を並べて縫い合わせた縦297センチ×横223センチあり、東大寺の寺域を表す墨で書かれた地図「東大寺山堺四至図(とうだいじさんかいしいしず)」など。

 中世以降「蘭奢待(らんじゅたい)」と呼ばれ、足利義政、織田信長、明治天皇が切り取った痕跡も残っている香木の「黄熟香(おうじゅくこう)」や、聖武天皇遺愛の刀で水晶や珠玉がはめ込まれ華麗な輝きを見せる「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)」が特に注目を集めている。

 今回は、東日本大震災・台風12号の水害で被災した人を無料招待する。「なら仏像館」の券売窓口で、罹災(りさい)・被災証明書と免許証などの本人確認のできるものを提示、台風12号での被災者は本人確認ができるものを提示すれば無料になる。

 開館時間は9時~18時(金曜・土曜・日曜・祝日は19時まで)。入場料は、一般=1,000円、高・大学生=700円、小・中学生=400円。閉館1時間30分前から販売するオータムレイトは、一般=700円、高・大学生=500円、小・中学校生=200円。11月14日まで。会期中無休。

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