スーパー銭湯の「極楽湯奈良店」(奈良市大安寺町)が7月15日、運営するアースランドが倒産したことにより営業を停止した。
同店は1998年に直営店としてオープン、2007年から同社がFC加盟店として運営を始めた。開店当初は行列ができる人気ぶりだったが、年々客足が減っていたという。
同日、極楽湯(東京都千代田区)は同社に対する売掛金や貸付金が計8,841万円あり、取立不能または取立遅延の恐れがあることを発表した。
頻繁に同施設を利用していたという市内在住の男性は「湯が良かったのでよく利用していた。これも時代の流れなのか、しゃあないな」と肩を落としていた。
同店の会員カードは他の「極楽湯」全店で利用でき、回数券については、極楽湯直営店の大和橿原店(橿原市)、堺泉北店(大阪府堺市)、吹田店(大阪府吹田市)、茨木店(大阪府茨木市)、彦根店(滋賀県彦根市)で利用できる。使用有効期限は2011年3月末。