広島お好み焼き 鉄板酒場「やきとら」（奈良市角振町、TEL 0742-23-1565）が4月6日、三条通りの中室ビル1階にオープンした。店内飲食と持ち帰りに対応する。

オーナーの大永泰正さん

　店のお薦めは、広島お好み焼でイカ天・チーズ・小エビをトッピングした「やきとら焼」（1,250円）、スタンダードな「肉玉そば」（800円）。大粒のカキ4個の「広島産牡蠣（かき）の鉄板焼」（900円）、スタッフがメニュー開発した「海鮮塩焼きそば」（900円）など。

　定番のお好み焼き「関西焼」（800円）、創作逸品料理、野菜鉄板焼き、おつまみ、サラダ、黒ゴマアイスなどのスイーツも。飲み物はビール・酎ハイ・ワイン・カクテルなどのアルコール・ノンアルコールも各種そろえ、メガサイズのウルトラジョッキや、焼酎のボトルセットも用意する。

　鉄板を埋め込んでいないテーブルで広くゆったり食事ができるのが特徴。お好み焼きは厨房（ちゅうぼう）にある広島から取り寄せた大きな鉄板で焼き上げてから、厚さ5ミリの特注鉄板食器で熱々を提供する。

　オーナーの大永泰正さんは「出身が広島なので広島お好み焼きの新店舗オープンを目指し準備してきた」と振り返る。

　「今は、店内の換気や消毒によりしっかりと気を配っている。周辺の会社の方がランチや仕事終わりに利用していただいて、持ち帰りも積極的に対応しているので喜んでもらえているようだ」と話す。

　店長は今井美由紀さん、ニックネームはおちび。大永さん夫妻とはこれまで10年以上の付き合いがあり、居酒屋「鳥メロ」と「しかまる」両店オープン時から勤めている。大永さんは「今井さんを信頼しているのでそろそろ新店舗を任せてみようかと考えていた時、自分から『店長をやりたい』と手を挙げてくれた。まだまだ未熟なところもあるが、この店で人間的にもさらに大きく成長してほしいと考え任せた」と話す。

　今井さんは「店長になると大変なことも多いと思うが、今までオーナー夫妻のおかげでいろいろな経験を積ませてもらったのが自信となっているのでチャレンジできる。『やきとら』に来ると元気になると言ってもらえるようなサービスと味を提供していきたい」と意気込む。

　店舗面積は27坪。50席。2～4人用・5～6人用のテーブル席、カウンター、6人用個室、20人までの宴会エリアがある。

　営業時間は11時～23時。6月ごろまでは火曜定休。