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奈良市写真美術館でモノクロ写真展 入江泰吉作品、大阪の写真家作品など919点

近藤斉さん作品「大阪・道頓堀 1997年」

近藤斉さん作品「大阪・道頓堀 1997年」

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 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)で現在、「モノクロスナップ写真の魅力」が開かれている。

近藤斉さん作品「大阪・天満宮裏1988年」

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 子どもを写したスナップ写真を中心にした入江泰吉作品73点(うち15点が初出展)と、大阪の街を長年にわたり撮り続ける大阪出身の阿部淳さん、生駒市出身の近藤斉さんのモノクロスナップ写真、846点の計919点を展示する。

 入江泰吉は、生活の場をフレーミングし、そこにいる人の姿を写し風景に溶け込む人を撮る作品が多く、一方で2人は街を行きかう人の一瞬を捉えて、変化する街の表情やそこに漂う空気感を表現しており3人の表現方法を見比べることができる。

 入江作品では、作品に写る場所の現在の様子を撮影した写真も合わせて展示し、今と昔の街の違いを見比べることができ、2人の写真からは懐かしい大阪の街の表情を見ることができる。

 同館学芸員の説田晃大さんは「三者三様の写真表現の楽しさを感じてもらえれば。モノクロで見ることで住んでいる街のイメージが広がり新たな発見もある」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合開館、翌日休館)。入場料は、一般=500円、高校生・大学生=200円、中学生以下=100円(小・中・高生は毎週土曜無料)。毎月第2・4土曜日の14時~は学芸員による作品解説も行う。8月30日まで。

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