NPO法人「うでどけい」(香芝市、TEL 0745-76-2339)は4月25日、斑鳩町文化振興団との共催で、米アカデミー外国映画賞に輝いた映画「おくりびと」を「いかるがホール」(生駒郡斑鳩町)で上映する。
青少年健全育成や居宅介護事業を行っている同法人が、映画館まで足を運ぶことが難しい高齢者や障害者にも話題の映画を楽しんでもらうために近所のホールで上映を企画した。
同作品は、遺体への死に化粧と納棺の儀式を行う「納棺師」の成長を描いた作品で、生と死の尊さを日本文化の様式美に乗せて描き出す。人それぞれの人生の軌跡やドラマ、その終わりの儀式と旅立ちが、ユーモアを交えた軽快なタッチでスクリーンに映し出される作品。
同法人の大塚さんは「生きることの大切さを訴える映画なので、命の大切さを学んでもらえれば」と話す。
そのほか、同法人が参画する「奈良県映画『おくりびと』を観る会」は、奈良県各地で「おくりびと」の上映を行う。3月11日=学園前ホール、同12日=大和高田さざんかホール、4月4日=大淀町文化会館あらかしホール、同11日=天理市民会館、同17日=やまと郡山城ホール。
上映時間は10時30分~、14時~、17時~(天理市民会館と、やまと郡山城ホールは10時30分~と14時からのみ)。料金は、前売り券=一般1,000円、シニア900円、小中学生600円。