若草山で現在、「なら燈花会(とうかえ)」の時期に合わせて夜間の開山を行う「若草山・灯・夕涼み」が開かれている。
普段は夜間の入山ができない若草山。なら燈花会の会場・奈良公園浮雲園地から徒歩10~15分ほどの場所にある。なら燈花会が始まった8月5日は、涼しく心地よい風も吹き、暗がりの静かな雰囲気の中、夜景を楽しむカップルや家族連れの姿が見られた。
「若草山でも光のイベントを」と、チューブタイプのLEDを利用して直系約16メートルの円で五輪マークや鹿、ハートなどのイルミネーションも設置している。わずかながら、なら燈花会の明かりも見下ろすことができる。
新日本三大夜景・夜景100選事務局による「新日本三大夜景」にも選ばれた若草山の夜景。なら燈花会の会場に比べると、人の姿もまばらで隠れデートスポットとしても人気を集めそうだ。
入山は19時~20時30分。入山料150円。今月15日まで。今月11日・12日の15時~18時には、特大の鹿せんべいを投げてその距離を競う「鹿せんべい飛ばし大会 夏休み大会」も開かれる。参加料300円。