奈良の社会人野球チームの公式応援団に「田辺秀行とゴールデンアワーズ」

バッティング練習に励む「奈良フレンドBASEBALL CLUB(ベースボーラクラブ)」の選手

バッティング練習に励む「奈良フレンドBASEBALL CLUB(ベースボーラクラブ)」の選手

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 奈良発のエンタメ集団「田辺秀行とゴールデンアワーズ」が、心の強い社会人・野球人創出を目指し活動する「奈良フレンドBASEBALL CLUB(ベースボーラクラブ)」の公式応援団になることが10月8日、決まった。

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 同クラブと「田辺秀行とゴールデンアワーズ」の奈良を盛り上げたいという熱い思いが一致したことから合意に至ったもので、今後試合でダンスの披露や応援をミニライブ形式で展開する。「田辺秀行とゴールデンアワーズ」は、デビューマキシシングル「E・GU・RE・TAI」はオリコンインディーズランキングで8位(10月5日付け)を獲得した。

 2007年1月設立の同クラブは、来年1月にはNPO法人化を予定する。現在18歳~28歳の選手約30人が所属。スポーツを通じて奈良を盛り上げようと、野球に夢を求める子どもや青年をサポートするために活動を続け、今年8月には第3回近畿クラブ野球交流大会で優勝も果たした。

 奈良県内で硬式野球の練習や試合に使える野球場は数少なく、その球場も抽選で当選しないと使えないのが現状で、同チームを取り巻く環境は厳しい。そうした中でも、選手らは支持者から場所の提供を受けて、独自でバッティング練習場を作り仕事が終わった19時ごろから練習に励む。

 そのほかにも選手らは、子どもらへの野球教室などの社会貢献活動にも力を注ぎ、練習の傍ら家具や家電などのリサイクル商品をオークションサイトで販売するなどを行い、チームの運営費に充てている。

 今年5月には自身が代表を勤めていた会社が破たんするなどの大変な状況でも選手のため、奈良のためにと活動を続ける西田剛監督は「いい選手を輩出している奈良で、選手が切磋琢磨(せっさたくま)できる最低限の環境を整えてあげたい」と話す。奈良で気軽にスポーツを楽しめる環境作り、地元から応援してもらえる野球チームになることを目指し、球場の提供や選手の雇用先、スポンサーとしての参画など支持を呼びかける。

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