先行のウーバー、出前館、menu にない取り組みで追い上げる企業理念を見た!
提供:DiDi Food 制作:奈良経済新聞
12月1日、奈良市内に新たな飲食宅配サービス「DiDi Food(ディディフード)」が参入します。フードデリバリーはコロナ禍をきっかけに利用を始めたり頻度が増えたりするなど、需要は急増しています。地元飲食店や人気レストランのメニューを自宅やオフィスに、また悪天候や行列に並びたくないときなど、その日の気分やシーンに合わせて「手軽に」「安心して」利用できるのが特徴です。
研修を受けた「配達パートナー」がバイクや自転車でお届けします
市内で同様のサービスを「ウーバーイーツ」「出前館」「menu」が始めており、「DiDi Food」は4社目として最後発となりますが、きめ細やかなサービスの追求により、「ここまでやってくれるのか!DiDi!」といわれるデリバリーを提供できると言います。ここでは、そんな「DiDi Food」の取り組みについて「DiDiフードジャパン」Growing Region営業本部 本部長の井上貴之さんに話を伺います。
-「DiDi Food」について教えて下さい。
「DiDi Food」は、世界最大級のモビリティテクノロジープラットフォームである中国のタクシー配車アプリ大手「滴滴出行(ディディチューシン)」のグループ会社「DiDiフードジャパン」(以下「DiDi Food」(東京都)が運営するフードデリバリーサービスです。
タクシー配車アプリ事業を通じて培った世界最先端の効率的なマッチング技術をベースに、本国中国をはじめ、アジア太平洋、南米、アフリカ、ロシアなど世界規模で幅広いサービスを現在17カ国で展開しており、タクシー配車をはじめとして、運転代行、フードデリバリーや相乗りなど幅広い事業を手掛けています。日本国内で現在利用できるサービスは、タクシー配車とフードデリバリーサービスです。
-日本でのフードデリバリーサービス網を教えて下さい。
「DiDi Food」は2020年6月から大阪府でサービスを開始し、2021年1月に福岡県、2月に兵庫県、3月に広島県、4月に京都府、6月に愛知県、8月に沖縄県、9月に宮城県とサービス提供網を広げ、奈良県が国内9都市目の展開となります。
-奈良市内では同様のサービスを始めている他社がいくつかありますが…。
はい。ウーバーイーツさん、出前館さん、menuさんの3社で、「DiDi Food」は4社目として最後発になります。ですが「DiDi Food」の営業ミッションは「フードデリバリーサービスを通して、飲食店に貢献すること」と考えています。
コロナ禍では全国の飲食店にさまざまな影響がありました。そんな影響を受ける中で奈良県は県独自の取り組みはあったようですが、一度も緊急事態宣言は発出されていないことから、例えば隣の大阪や京都に比べて飲食店さまが受け取れる時短の協力金などが、もしかしたら少ない環境であったのではと考えています。
飲食店さまとお客さまの新たな出会いを作り、それによって売り上げを上げていただく貢献が我々「DiDi Food」ならできる!として、他の地域とは少し違う思いも込めて、奈良市で展開することを決めました。(一部を除く。詳細はアプリからご確認ください。)
データによると奈良県には約1500店の飲食店がありますが、フードデリバリー導入店舗はまだ10%に満たず、緊急事態宣言が発出されていない環境もありデリバリーを使う経験と機会が少なかったことから、これからの伸びしろが期待される地域と考えています。
日本の外食マーケットが2019年のデータで24兆円に対し、デリバリーマーケットが10兆円を超えてきている状況を見ても期待できると考えています。
「フードデリバリー戦国時代」ともいわれ、競合とも切磋琢磨(せっさたくま)して業界を盛り上げています。飲食店さま、配達パートナーの皆さまにビジネス機会と柔軟な働き方を提供したいと考えています。
-後発故、ハードルが高いと思われますが…。
はい、後発故の工夫も凝らします。他社には無い魅力やサービスを常にブラッシュアップし続けている結果、例えば5社が競合する福岡で「DiDi Food」は6社目の最後発となりましたが5カ月目で加盟店数シェアナンバーワンとなりました。
後発であってもユーザーに選ばれていることは「お客さまの声」にも表れていて、「ここまでやってくれるのか!DiDi!どれだけお得に使えるんですか!」「予期しない割引キャンペーンがうれしい。それでなくてもお得なのにさらに?」という声をよく頂きます。
-「DiDi Food」の強味や他社との違いはどこでしょうか。
昨年の6月に大阪府でサービスを開始したばかりで後発組と言える「DiDi Food」が躍進できている理由は、大切にしている3つのポイント (1)食ジャンルの豊富さに加え加盟店の多さ (2)キャンペーンの充実。一時ではなく常時お得に利用できる (3)全てのユーザー(お客さま・飲食店さま・配達パートナー)の困りごとの相談窓口「サポートセンター」の充実があるからです。
飲食店さまにはシステムを導入し口座やメニューの管理をしていただきますが、「明細を見やすくしてほしいと要望したとき、システム改善にすぐ応えてくれる会社は他に無かった、ありがとう」と言っていただけました。
要望対応の打ち合わせをする「オレンジャーズ」。DiDi Foodではスタッフのことを社内で「オレンジャーズ」と呼び、結束力やモチベーションアップにつなげています。
「DiDi Food」の「顧客ファースト」の対応でしっかりとした改善を、スピード感を持って行うことで信頼関係が強固となり、さらに良い提案や要望をたくさん頂きやすい環境が整っていると言えます。
配達パートナーからは「他社の配達員経験者ですが、料理を受け取る飲食店に向かう時に目立たなかったり、地下や2階・3階の店舗や奥まって立っていたりするが、見付けやすいように店の外観写真をスマホに送るシステムは「DiDi Food」だけです、お客さまにいち早く届けられます」など、ストレス無く仕事ができることを喜んでいただいています。
最近トレンドになっている「ゴーストレストラン」はアプリ上の店名と実際の店名を変えているので特に外観写真での確認方法が喜ばれています。
配達パートナーが店を見付けやすいように外観写真をスマホに送るシステムは「DiDi Food」だけの取り組みです
予想しえないトラブルが起きるのもこの業界の特徴でもあり、それをきちんとフォローできる体制を整えることが大事です。急を要するのに、他社さんはチャットやメール対応が多いのですが、「DiDi Food」はサポートセンターに電話で相談できます。需要が増える時期や8月・12月などは人員をそろえ対応をするので、平均20秒以内で応答できるように徹底しています。
-井上さんは他社さんで配達員をした経験があるそうですが。
はい、そのおかげで配達パートナーの実状や悩みがわかります。「困った時にすぐに相談できる窓口がある」ということが「DiDi Food」で働いて良かったと配達パートナーが言ってくださる理由だと調査により分かっています。
デリバリーの需要が増えて「配達員争奪戦」と言われていますが、「働きやすく、かつ安心安全に」というのがこの業界の課題ですから、各社の意識や取り組みの違いを見極めるポイントにもなっていると言えます。
-安全面の取り組みを教えて下さい。
この業界は時給で報酬が決まるのではなく配達件数によって左右される特性上、なるべく早く届けたいという動機が生まれ、スピードを優先してしまう運転やマナー違反になる可能性があります。
特に自転車での稼働は事故がつきものでもあるため、「DiDi Food」では配達パートナーに安全に配達していただきたいと交通安全講習会を順次開いています。
11月12日に福岡で開催した交通安全講習会の様子
11月12日に福岡中央警察署が開催した講習会では参加した配達パートナーから「改めて交通ルールやマナーを確認するいい機会になりました」「車両用信号と歩行者用信号の違いなども学べて勉強になりました」「今後も一層安全運転に気をつけていきたいと思います」という感想を頂きました。
今後もサービス提供エリアでの交通安全教室を実施し、配達パートナーの交通安全への意識向上に努めていきます。
11月12日に福岡中央警察署が開催した交通安全講習会の様子。交通安全教室の最後に、配達パートナーの代表から福岡県中央警察署署長に向けて、安全運転を誓った「交通安全宣言」も実施された
-万が一の際、事故補償について教えてください。
「DiDi Food」では、配達パートナーの「安心・安全」な配達の確立を考えて、手厚い補償を用意しております。事故の補償内容は、相手方の対人対物の補償はさることながら、配達員ご自身の補償としての、入院・手術・後遺障害・死亡などの項目では業界ナンバーワン水準となり、支払においても保険会社と緊密な連携のもと、スピーデイーな事務体制を構築しています。
-配達中に料理が崩れない工夫はありますか。
配達バッグの質によって料理のクオリティーが左右されます。料理をきれいにお届けするため改良を重ね今のものは4代目で、緩衝材やフレキシブルな仕切りで固定し、輻射熱の断熱材で保温性を上げ、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいままお客さまに料理を届けられます。
ピザのLサイズがそのまま入るようにバッグのサイズを広げることもできます。
-事業展開において大切にしていることはどんなことでしょうか。
「DiDi Food」の強みの根源は、世界最大級のタクシー事業で培った改善スピードの速さといえます。数千人というエンジニアチームがアプリの使い易さや本部の管理システムなどの改善に日夜取り組んでいます。ユーザーの声を聞き、改善につなげ柔軟に対応をさせていただくのが我々の企業文化と言えます。
事業展開に当たっては、自社のAIテクノロジーを国・地域ごとのニーズに合わせ最適化し、地場の政策、業界と協調し取り組んでいます。加盟いただくのが目的ではなく、経営の役に立ちたい、人々の生活・社会をより豊かにできるような事業展開を理想としています。
-最後に、今後の思いをお聞かせください。
目指すビジョンはお客さまと飲食店さまをつなぐ「どこでもドア」のような存在になっていきたい。アプリを開けた先にいろいろな店があり、中からお気に入りを見つけてもらい、よりお得に注文でき、食を楽しむ可能性を広げたい。
その結果、最後発の「DiDi Food」ながらも早期に奈良で一番の支持をいただける企業を目指します。
-ありがとうございました。
奈良でのサービス開始を記念して、さまざまなキャンペーンを開催しています。お客さまには「奈良エリア新規登録最大5,000円分新規ユーザークーポンプレゼント」「お友達紹介キャンペーン」、飲食店さまには「奈良限定!新規店舗加盟応援キャンペーン」、配達パートナーには「配達パートナー期間限定インセンティブキャンペーン」など。詳しくはアプリもしくは公式サイトをご覧ください。