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奈良クラブ優勝まであと一歩-FC大阪と勝ち点差2で最終戦へ

試合終了後、奈良クラブの移動車のバスを洗車するサポーター(写真=奈良クラブ提供)

試合終了後、奈良クラブの移動車のバスを洗車するサポーター(写真=奈良クラブ提供)

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 関西社会人サッカーリーグ1部の奈良クラブは9月20日、今季リーグの最終戦を迎える。

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 これまでの成績は、9勝1敗3分の勝ち点30。残り1試合で優勝間近も、2位のFC大阪との勝ち点差は2という混戦状態。最終戦まで優勝の行方がわからない。

 最終戦は阪南大クラブと対戦。奈良クラブが勝利すれば、その時点で優勝が確定する。引き分け以下の場合は、翌21日に試合するFC大阪が負けるか引き分けないと奈良クラブの優勝がなくなってしまう。

 奈良クラブが引き分けで、FC大阪が勝利した場合、勝ち点は共に31となり、得失点差で優勝が決まるが、奈良クラブ16、FC大阪が19と得失点差では奈良クラブが負けてしまっている。勝利で優勝をつかみ取りたいところだ。

 今シーズン初の黒星を付けた5月20日以降、快進撃を続ける奈良クラブ。残り3戦で首位に躍り出た。試合の日程上、暫定2位になることもあったが勝利を重ねて優勝への糸をつなぎとめここまできた。

 そんなチームの頑張りにサポーターの熱気も高まる。15日の試合後には、サポーターが奈良クラブの移動車のバスを取り囲むハプニングも。通常ならサポーターが詰め寄り選手を問いただすようなネガティブな要素だが、奈良クラブのサポーターは車を拭き洗車することで、選手らに喜びと感謝の気持ちを伝えた。このサポーターの心温まる光景はツイッターでも話題に。

 最終戦を控えて同クラブGM矢部次郎さんは「サポーターの声援が選手、監督に力を与えてくれ、監督も選手もいい仕事ができている。自分たちで勝利を勝ち取りたい」と話す。

 最近は特に、奈良クラブは自分たちだけのものではないという感覚や街の期待も感じると矢部さん。「この街から昇格したい。自力で優勝したい」と力を込める。

 3年ぶりの優勝がかかった最終戦は、五色台運動公園 アスパ五色メイングラウンド(兵庫県洲本市)で行われる。14時キックオフ。

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