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奈良で「入江泰吉と杉岡華邨」展―美術館が合同企画展

畝傍山(入江泰吉作、1975年ごろ)

畝傍山(入江泰吉作、1975年ごろ)

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 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)と奈良市杉岡華邨書道美術館(奈良市脇戸町、TEL 0742-24-4111)が現在、「万葉集の世界」と「會津八一の世界」をテーマにした合同展示を行っている。

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 仏像や風景など奈良の写真を撮り続けた入江泰吉と、奈良出身の文化勲章受章者で書芸術に生涯をささげた書家・杉岡華邨。奈良の文化を全国の人に鑑賞してもらおうと奈良市が開設した両館の合同企画は今回が初めて。

 写真美術館では、「入江泰吉と杉岡華邨―写真と書で綴る万葉の世界―」と題して入江泰吉の代表的な作品40点と、杉岡華邨の作品29点のほか、カメラや軸装作品など、2人の創作活動にまつわるゆかりの品も展示する。

 書道美術館では、「入江泰吉と杉岡華邨―写真と書で綴る會津八一の世界―」として、歌人・會津八一の歌のイメージにあう入江泰吉の写真11点と、杉岡華邨の書11点を展示する。

 展示担当者は「今回の展覧会は、奈良市の写真美術館と書道美術館の初の合同展。写真と書で芸術表現こそ違いはあるが、両氏は日本人の心と美意識を常に作品で表現してきた。奈良が生んだ二人の巨匠の世界観を楽しんでいただければ」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(奈良市杉岡華邨書道美術館は9時~)。月曜休館(1月12日は開館、12月24日、12月27日~1月3日休館)。入場料は、共通観覧券一般=600円。2015年1月12日まで。

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