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奈良の鉄道の写真や資料を展示―奈良市美術館で企画展

奈良市美術館で開かれている「鉄道のある風景・奈良~明治・大正・昭和への旅~」で展示する「関西特急あすか」のヘッドマーク

奈良市美術館で開かれている「鉄道のある風景・奈良~明治・大正・昭和への旅~」で展示する「関西特急あすか」のヘッドマーク

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 イトーヨーカドー奈良店5階の奈良市美術館(奈良市二条大路1、TEL0742-30-1510)で現在、奈良の鉄道写真や鉄道資料を展示する「鉄道のある風景・奈良~明治・大正・昭和への旅~」が開かれている。

大仏線開業広告

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 近鉄奈良線開業100周年に合わせて、奈良の鉄道の歴史から時代の移り変わりを感じてもらおうと企画した。約50の個人や企業などから借りた写真や資料を約300点展示する。

 164点展示する写真では、現在の近鉄奈良駅や大和西大寺駅、学園前駅、東生駒駅などの昔の様子、明治の奈良駅構内や畝傍線開通当時(1920年ごろ)の大和西大寺駅、現在も近鉄とJRが交差する「郡山―筒井間」の工事の様子、近鉄奈良駅付近の線路地下への移設工事の様子、1913(大正2)年ごろの生駒トンネル工事の様子など鉄道だけでなく当時の生活も垣間見ることのできる写真も多い。

 資料では、御召機関車のヘッドマーク、関西特急あすかのヘッドマーク、大仏線が開通した時の広告、近鉄の車両のあゆみ、カラフルな色使いが印象的な大正時代のものと思われる路線図など貴重な資料が並ぶ。

 会場では、奈良の昔の様子も見ることができることから鉄道ファンだけでなく親子連れやカップルの姿も見られた。同館学芸員の説田さんは「昔を懐かしむだけでなく、当時の様子を後世に語り継ぐきっかけになれば」と話す。

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