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奈良市写真美術館で「入江泰吉 大和巡礼」第5弾-初公開作品も

「入江泰吉 大和巡礼V」で展示している「三輪山麓」1956年(昭和31年)作。

「入江泰吉 大和巡礼V」で展示している「三輪山麓」1956年(昭和31年)作。

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 入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)で4月1日、「入江泰吉 大和巡礼V」が始まった。

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 山の辺、宇陀、吉野エリアに焦点を当てた同展。展示作品は、初期から晩年までの風景写真を中心に103点(カラー=61点、モノクロ=42点)。そのうち34点が初公開で、6点の初公開を含む15点の仏像写真も展示する。

 何気ない風景から歴史の面影を探し出し、その地の歴史の明暗や人々の哀歓に思いをはせ、その情感を写真に定着することに努めてきたという入江氏の作品。作品を通じて神話と伝説に彩られた山の辺や、万葉集に詠まれた故地の奥深さと魅力を紹介する。

 同館学芸員の説田さんは「地域のことを熟知していないと撮れない作品。入江泰吉の大和路への深い思いを感じ取ることができるのでは」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、一般=500円、高校生・大学生=200円、中学生以下=100円(小・中・高生は毎週土曜無料)。月曜休館(祝日の場合は開館)。6月26日まで。

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