平城遷都閉幕も奈良のキャラ人気継続

平城遷都1300年祭終了後も人気が継続している奈良のキャラ。せんとくん(左上)、まんとくん(右上)、なーむくん(右下)、蓮花ちゃん(左下)

平城遷都1300年祭終了後も人気が継続している奈良のキャラ。せんとくん(左上)、まんとくん(右上)、なーむくん(右下)、蓮花ちゃん(左下)

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 平城遷都1300年祭が閉幕後も、同祭にちなんで生まれたキャラクターの人気は続いている。

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 奈良県職員となったせんとくんへの年賀状は1月19日時点で523枚だった。約780枚届いた昨年よりも少なかったものの、いまだ根強い人気の高さを示した。ツイッターでオフィシャルにはつぶやいていないせんとくんだが、なりすましとも受け取れるツイッターアカウントのフォロワー数が非公式にもかかわらず2万4,000を超えていることからも、その注目度の高さをうかがえる。

 一方、せんとくんに対抗して誕生したまんとくんは、2008年12月からの2年間でイベントなどに120日以上参加、グッズも約150種に及んだ。

 せんとくんとは対象的に、誕生当初から街に出ても「かわいい」との声が多く聞かれ、学生など若い世代に人気を集めていた。そうした活動のかいもあり、今年からは奈良市の8つの商店街で構成される「奈良市中心街地活性化研究会」がまんとくんを引き継ぎ、今後は、奈良の活性化に一役買う。なーむくんは、合掌の精神を伝えるキャラクターとして活動を続けている。

 同祭に関しては、奈良の3大キャラが注目を集めたが、2009年4月にせんとくんの「彼女候補」として登場した葛城市のマスコッコットキャラクター「蓮(れん)花」ちゃんが昨年、飛躍的に活動の幅を広げた。

 蓮花ちゃんは、昨年に続いて今年もせんとくんへの年賀状は書かかず、せんとくんとの仲を仲介した荒井正吾奈良県知事宛てに書いた。「せんとくんだけじゃなく知事へも注目してもらいたい」との思いや、「せんとくんの心を射止めるには、まずは親から」との思いから。そんな蓮花ちゃんの年賀状も、昨年の2枚から大幅に増え同19日までに48枚届いた。

 昨年は、特に活躍が目立った蓮花ちゃん。せんとくんの誕生日には手作りケーキを贈るなど数々のアピールのほか、1回戦で敗退したもののM-1グランプにも出場。交友関係も広く神奈川県南足柄市のキャラ「キンタローマン」など、全国のゆるキャラとも交流を深める積極的な性格が特徴だ。

 昨年12月には、蓮花ちゃんに憧れるキャラの福岡県太宰府の「千梅ちゃん」とのディオでの歌手デビュー。今月17日に1周年を迎えた公式ブログも、今では葛城市のホームページ以上のアクセスを誇るようになっているという。

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