奈良の着物レンタル店「にっこり」、「燈花会」開幕で忙しさもピークに

「なら燈花会(とうかえ)」が始まり、忙しさがピークを迎えた「着物あそび にっこり」店主の西山好永さん

「なら燈花会(とうかえ)」が始まり、忙しさがピークを迎えた「着物あそび にっこり」店主の西山好永さん

  • 0

  •  

 奈良公園一帯で8月5日から「なら燈花会(とうかえ)」が始まり、会場に程近い着物レンタル店「着物あそび にっこり」(奈良市高畑町、TEL 0742-25-0029)も古都奈良の夏夜の風物詩を浴衣で楽しむ客の需要が増え、忙しさがピークを迎えている。

[広告]

 2007年10月にオープンした同店は、昨年4月に現在の場所に移転。店舗は長家を利用したもので置屋を連想させるような店構えが特徴。店内に着物100種類と浴衣150種類を用意。ヘアセットや着付け小物も含む「お手軽浴衣のレンタルプラン」の料金は3,000円~(着物は3,800円~)。

 花をイメージするような豪華な独自の結び方でありながら、他の利用客と同じ結い方をしないことや、女性で175センチ、男性で185センチサイズまで用意しているのが同店の特徴。「一人ひとり、自分の娘の着付けをするように、一番かわいくなるようにとの思いで着付けを行う」と店主の西山好永さん。

 愛嬌(あいきょう)ある性格の西山さんのキャラクターも人気で、リピーターからは「お母ちゃん」と呼ばれ親しまれている。外国人客も訪れる同店だが、接客について西山さんは「関西弁オンリー」ときっぱり。「ハートがあれば、ジェスチャーで意思の疎通は可能」だといい、日本女性としての心得までも伝授してしまう。

 女性利用客からは、着物を着て奈良を散策すると記念撮影を求められるなど、観光客からの注目を浴びスターになったような気分を味わえると非日常的な時間を求める客の需要もあるといい、着物を着ると自然と姿勢を正し上品になるのも魅力の一つだという。

 店名の「にっこり」にも由来するように、人に喜んでもらい「にっこり」してもらえるよう心掛ける西山さんは「古都奈良は着物が似合う街。粋で華麗な着物遊びを」と利用を呼びかける。

 営業時間は10時~18時30分(閉店時間は季節により異なる)。なら燈花会開催中は12時~21時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース