奈良の歴史ある建物で挙式-地元ブライダル会社が商品化

奈良国立博物館・仏教美術資料研究センターを結婚式場にしたイメージ。

奈良国立博物館・仏教美術資料研究センターを結婚式場にしたイメージ。

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 ブライダルプロデュースを行う「オーシャンフロント」(奈良市今辻子町、TEL 0742-20-6770)は8月25日、奈良の歴史ある建物で挙式を行う「奈良まほろば結婚式プラン」の提供を始める。

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 同プランは、2006年に初めて奈良国立博物館・仏教美術資料研究センター利用した挙式の要望を受けて行い好評を得たことからプラン化したもの。同センターは、1902(明治35)年に竣工し、平等院鳳凰堂をイメージして作られ1983(昭和58)年に重要文化財の指定を受けた歴史ある建築物。このほかにも会場は、薬師寺や元興寺、率川神社などから選択できる。

 同社は併せて、奈良のブライダル情報誌「ichika」などを発行する「エヌ・アイ・プランニング」(生駒市)とも連携し「奈良まほろば結婚式の会」を立ち上げた。奈良での結婚式の需要増加を図り、これまで県外に発注することが多かった婚礼料理や貸衣装、会場装花や引出物など結婚式に関連するさまざまな業務を県内各社に発注し地元企業の活性化を目指す。

 11月には、引出物や引菓子、記念品などの新しい奈良らしい商品を生み出す取り組みとして「奈良まほろば結婚式 幸せの贈り物」と題したイベントも企画する。地元野菜や果物を材料にした商品やウエディングケーキの展示・即売会を行う予定。

 同社の知覧由紀社長は「世界遺産や重要文化財で行う結婚式は、お二人にとって一生の宝物であり、その場所も生涯にわたって守られていく。古き良い物を大切にしながら、奈良に新たな風が舞い込むような時代のプロデュースを、結婚式を通じて行っていきたい」と話す。

 同プラン(奈良国立博物館・仏教美術資料研究センターの場合)の料金は46万2,000円~。

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