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奈良でドキュメンタリー映画「愛でいけるやん」星空上映会 医療従事者に感謝を

右)宮田運輸の宮田博文社長が来場しトークショーも。
左)「優しい社会になるように今一度みんなで考え、世界中の医療従事者にありがとうを伝えたい」と奈良上映会実行委員会 梅守康之さん

右)宮田運輸の宮田博文社長が来場しトークショーも。 左)「優しい社会になるように今一度みんなで考え、世界中の医療従事者にありがとうを伝えたい」と奈良上映会実行委員会 梅守康之さん

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 ドキュメンタリー映画「愛でいけるやん~宮田運輸がひらく道~」星空上映会が「梅守本店」駐車場(奈良市法華寺町、TEL 0742-34-5789)で6月27日、行われる。

大阪府高槻市にある運送会社の宮田運輸の軌跡を追ったドキュメンタリー映画

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 大阪府高槻市にある運送会社の宮田運輸の軌跡を追ったもので、トラック事故から始まった「まごころの挑戦」として、社会に幸せを増やしていく企業のストーリー。上映前には宮田運輸の宮田博文社長のトークショーを行う。

 「体験型寿司(すし)学校」を運営する寿司店「梅守本店」の梅守康之社長が、コロナ禍に立ち向かうあらゆる人々と世界中の医療従事者に感謝を伝えたいと企画した。入場無料で開催する。

 梅守さんの長女は先天性疾患症を持って生まれた。20歳を過ぎた頃、心の病から障がい者の認定を受ける状態となった。介護の毎日の中、今度は四女が中学3年の時に小児がんを発症し長期入院した。

 同じ病棟の子どもたちの中には「退院したらあそこに行きたい、こんなおいしいものを食べたい」と言いながら、その願いはかなわずして亡くなっていく子も少なくなかった。大きな悲しみや現実を目の当たりにしたが、一人一人の存在や生きている時間の大切さを伝えてくれていると気付かされたという。自分のミッションは「人が人を大切にするような会社や社会をつくること」と心に決めた出来事だったと梅守さんは振り返る。

 「コロナ禍で価値観が大きく変わった。心の壁を溶かすのは、真心・ぬくもり・優しい気持ち。誰かのことを思いその人のために、できる精いっぱいの感謝と思いやりの心をもって目の前の人に接する。その気持ちは人の心を動かし感動が生まれる」と話す。

 「この映画とトークショーをきっかけにこれからの時代、物質的ではなく心がベースの優しい社会になるように今一度みんなで考え、世界中の医療従事者にありがとうを伝えたい」と思いを込める。

 趣旨に賛同した地元お好み焼き店「豚馬(とんま)」の出店やミニビアガーデンもあり、フランクフルト・唐揚げなどの軽食、ドリンク・寿司などを販売する。

 開催時間は、開場=18時30分、トークショー=19時、上映=19時30分~21時30分。

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